TCSニュース
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セミナー&フォーラム李TCS事務局長、「Re:Think 2025 Innovation Week – 創造性の活用による持続的な未来の実現」に出席2025年7月9日、日中韓三国協力事務局(TCS)の李熙燮(イ・ヒソプ)事務局長は、中国・成都市で開催された「Re:Think 2025 Innovation Week – 創造性の活用による持続的な未来の実現」の開会式に出席しました。本イベントは、国連開発計画(UNDP)Chinaの共催で、成都ハイテク産業開発区と中国国際経済技術交流センターの支援を受けて開催されました。 李TCS事務局長は挨拶の中で、気候変動、高齢化、都市の持続可能性といった世界的な課題に取り組む上で、三国間協力が果たす重要な役割を強調しました。特に、世界の人口の過半数が都市部にあることから、持続可能な都市管理、スマートシティ開発、文化保護の重要性を強調しました。 Re:Thinkは、テクノロジー、イノベーション、持続可能な開発の共通部分における協力と世界的な対話を促進するためのUNDP Chinaの主要プラットフォームです。2020年の初開催以来、1週間にわたる本イベントは、都市の変革、経済成長、持続可能な開発目標の達成の起爆剤として創造性を活用するためのプラットフォームとして機能しています。2025-07-09
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協議体2025日中韓防災担当実務者会議2025年7月7日、日中韓三国協力事務局(TCS)は、2025日中韓防災担当実務者会議を神戸にて開催されました。中国の応急管理部(MEM)、日本の内閣府(CAO)、韓国の行政安全部(MOIS)の代表者が参加しました。 本会議は、防災担当実務者間の定期的なコミュニケーションを強化し、防災分野における政策交換と相互学習を促進することを目的としており、前回の閣僚級会合のフォローアップ措置に対する進捗状況を確認し、三国の新たな協力分野を模索する場にもなりました。 図師執二TCS事務次長が開会の辞を述べ、災害リスク軽減と緊急対応における日中韓協力を強化するTCSの継続的な支援を強調しました。 本会議は2つのセッションで構成されており、セッション1では、内閣府、応急管理部、行政安全部の代表者が、各国の防災システムにおける最新の進展とベストプラクティスを発表しました。このセッションでは、レジリエンスの強化を目指した戦略展開や制度的革新に焦点が当てられました。セッション2では、中国での開催が予定されている第8回日中韓防災担当閣僚級会合について議論され,関係者は、技術統合、地域の人材育成への取り組み、過去の共同声明の実施など、主要議題と潜在的な協力分野について議論を交わしました。 本会議の最後には、三国の代表者とTCSが総括を行い、災害への備えと対応に関する三国協力を強化する上で、実務レベルでの持続的な対話が重要であることを再確認しました。▲集合写真 ▲開会の辞を述べる図師TCS事務次長 ▲2025日中韓防災担当実務者会議2025-07-07
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その他CCOIC特別講演7⽉7⽇、中国国際商⼯会議所(CCOIC)特別講演がTCS カンファレンスホールにて開催されました。本フォーラムは在韓中国商会の主催で⾏われ、顔亮(ヤン・リャン)TCS事務次⻑が招待され講演を⾏いました。⾼晨(がお・ちぇん)在韓中国商会会⻑が本イベントの司会を務めました。 顔TCS事務次⻑は講演の中で、⽇中韓の三国間協⼒の歴史と制度的枠組みについて概要を述べました。特に、経済貿易分野における最近の進展や政策動向に重点を置くとともに、三国間の経済協⼒の強化を⽬的としたTCSの進⾏中のイニシアティブやプロジェクトについても紹介しました。 本イベントには30⼈を超えるCCOICメンバーが参加し、講演後のディスカッションにも積極的に参加するなど、三国間の経済協⼒の将来に対する関⼼の⾼さがうかがえました。▲集合写真▲講演を⾏う顔TCS事務次⻑2025-07-07
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セミナー&フォーラム日中韓三国協力国際フォーラム20252025年7月1日(火)日中韓三国協力事務局(TCS)は、「共に創る未来:複雑化する世界における日中韓協力の意義」というテーマのもと、日中韓三国協力国際フォーラム(IFTC)2025を東京にて開催しました。日本での開催は2018年以来であり、またコロナ禍以降では初となります。本フォーラムには200名を超える現地の参加者と、数百名のオンライン参加者が出席し、日中韓協力の未来に関する重要な知見が示されました。 李熙燮(イ・ヒソプ)TCS事務局長は開会式において、昨年、日中韓協力が25周年を迎えたこと、さらに来年はTCSが設立15周年を迎えることを踏まえ、日中韓協力が量的拡大の段階から質的深化の段階へと進む必要があると述べました。さらに、地政学的な緊張状態や増大する保護貿易主義など、日中韓三国が共通して直面する世界規模の複雑な課題に目を向けながら、政府、国民、メディア、シンクタンクが連携することの重要性を強く訴えるとともに、日中韓三国の平和と繁栄、また文化交流に対するTCSの取り組みを再確認しました。 続いて、藤井比早之外務副大臣、 呉江浩 (ウー・ジャンハオ)駐日中国大使、朴喆煕(パク・チョルヒ)駐日韓国大使から祝辞が述べられた後、川口順子元環境大臣・元外務大臣、吴海⿓(ウ・ハイロン)中国公共外交協会会長、金振杓(キム・ジンピョ)グローバル革新研究院理事長・元韓国国会議長が基調講演を行いました。 続く2つのセッションでは、高官、外交官、著名な学者、政策立案者が、日中韓協力の構造的な基盤と実践的側面の両面について考察しました。三国間の取り組みを活性化させる意義や、それを支える制度的枠組みについて議論を交わすとともに、人々の生活に直接関わる協力分野についても模索しました。 セッション1:「地域の連携活性化:北東アジアの平和と安定を支える日中韓協力の制度化」では、日中韓三国が戦略的および制度的な協力基盤をどのように強化すべきかについて意見が交わされました。登壇者たちは日中韓サミットと閣僚級会議の定期的な開催、および制度的な能力の強化にも取り組むべきだと指摘しました。主な提案には、対話メカニズムの定例化、危機対応システムの確立、「CJK+X」協力の拡大、TCSの機能強化などが含まれました。また、地域の持続的な平和と相互信頼の醸成に向け、シンクタンク、メディア、学術界など非政府セクターの関与の重要性も強調されました。 セッション2:「開かれた成長の推進:グローバルな課題への対処とより豊かな北東アジアの追求」では、高齢化社会の進行、気候危機とカーボンニュートラルの追求、そして地域経済協力の強化といった文脈の中で、包摂的成長を実現するための道筋について議論が繰り広げられました。登壇者たちは気候変動対策の緊急性と、グリーンおよびデジタルトランスフォーメーションがもたらす新たな機会について強調しました。また、持続可能な発展を支えるうえで、地域経済統合や貿易枠組みの重要性も改めて確認されました。共通の課題に対処し、長期的な繁栄と回復力を確保するためには、より緊密な日中韓協力と学術および政策分野をまたぐ連携が不可欠であるという評価が下されました。 IFTC はTCS の旗艦事業の1つとして2011 年から開催されており、⽇中韓協⼒についての一般市民の認識向上、三国政府の政策⽴案への寄与を⽬的とするものです。本フォーラムは三国の主要メディアである朝⽇新聞、⼈⺠⽇報、及び朝鮮日報 の後援を受けて開催されています。 ▲集合写真 ▲藤井比早之外務副大臣による祝辞 ▲呉江浩(ウー・ジャンハオ)駐日中国大使による祝辞 ▲朴喆煕(パク・チョルヒ)駐日韓国大使による祝辞 ▲李熙燮(イ・ヒソプ)TCS事務局長による開会の挨拶 ▲川口順子元環境大臣・元外務大臣による基調講演 ▲吴海⿓(ウ・ハイロン)中国公共外交協会会長による基調講演 ▲金振杓(キム・ジンピョ)グローバル革新研究院理事長・元韓国国会議長による基調講演 ▲セッション1:「地域の連携活性化:北東アジアの平和と安定を支える日中韓協力の制度化」 ▲セッション2:「開かれた成長の推進:グローバルな課題への対処とより豊かな北東アジアの追求」2025-07-01
政府間協議の枠組み
3
- 参加国
1
- サミット
21
- 閣僚級会議
70+
- 政府間協議の枠組み
日中韓統計 2022
出版物
日中韓三国協力
事務局が発刊する年次報告書、
プロジェクト報告書、研究成果、
広報資料など
日中韓メディア新着情報
一覧
日中韓メディアによる三国協力に関する報道